がん検診や人間ドック、そして健康診断を受けることで、すべて体が抱える悪い部分を把握することができるわけではありません。残念ながら、すべての健診やがん検診は万能ではないです。検診というのは特定の病気を見つけるための検査であり、健診というのは健康診断が代表するように、体のすべてを見て異常がないのかを発見する検査になります。どちらも悪い部分を見逃すこともあります。
特に人間ドックは、高い検査費用が掛かり精度が高い医療機器で検査することができます。よって悪い部分を見つけることに長けてはいますが、そのような器具を用いても残念ながら見逃してしまうこともあります。よって高い費用を出すからよい検査ができるというわけではなく、大切なのは自分に合った検査を受けることになります。検査費用対してどのくらいの金額を出せるかは、人それぞれになるでしょう。
自分の範囲内で最小限の検査を受けるという姿勢が検診には大切です。またどのような検査にしても、定期的に受けることでたとえ悪いところが見つかったとしても早期に発見する可能性が高くなります。特にがん検診は1年に1回、女性特有のがんであれば2年に1回の検査がおすすめです。検査が完璧ではないということで、受ける意味がないとあきらめてしまうのではなく、定期的に受けることで見つける可能性が高くなります。
またなりより検査を受けることで、自分の体に関して関心を持つことができ、健康意識が高まることが期待されます。