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日本の乳がん検診の受診率について

日本国では1年間のうちに、およそ53000人の方が乳がんの診断を受けています。この数字は胃がんや大腸がんと比較しても多いものとなっていて、女性のがん発症率の中で最も多いがんのうちの1つと言うことができます。乳がんの特徴としては、年齢が40歳から50歳ごろの女性に多くみられるがんの症状となっていて、45歳から49歳までの女性で胃がんの診断を受ける人の割合が1年間で3000人のうちの1人であるにも関わらず、乳がんの場合には1000人に1人の割合で診断されています。このことからわかるように、乳がんは胃がんの3倍のリスクのある病気と言うことができます。

現在においては、40歳から50歳までの乳がんの発症率が、最近20年間でおよそ2倍に増加しています。乳がんで亡くなる女性の数は1年間において12000人となっていて、40歳から50歳代までの女性のがん死亡率のうちの25%の割合を占めています。乳がんによる死亡率を減らすために有効な検査として、マンモグラフィーによる乳がん検診があります。乳がん検診は、乳がんの死亡率を減らすことができるとして、科学的に証明がされています。

多くの先進国においてマンモグラフィーによる乳がん検診は推奨されていて、アメリカでは40歳から64歳までの女性の50%が受診しています。イギリスでは50歳から70歳までの女性の70%が、マンモグラフィーによる乳がん検診を受診していると言われています。この結果によって、アメリカやイギリスでは乳がんによる死亡率が減少していることがわかっています。日本では40歳以上のマンモグラフィーをはじめとした乳がん検診の受診率は、20%程度にとどまっており、今後は検診の受診率を上げていくことが死亡率の低下につなげられるものと考えられています。

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