火傷には程度に応じて3段階に分かれています。料理の際に軽く起こる1度熱傷、水ぶくれができ、ひりひりとして痛い2度熱傷、広範囲に火傷が及び手術が必要だったり、命に危険が及んだりする可能性がある3度熱傷です。1度熱傷は日焼けの場合も含まれており、赤くなりますが、火傷の跡は残りません。ひりひりする場合は十分に冷やすことが大切です。
2度熱傷になると表皮よりも深い部分に達するため痛みが生じやすく、水ぶくれができます。2度熱傷は浅いものと深いものとに分かれますが、浅い場合は跡は残りません。深い場合は火傷の跡が残ってしまうことがあります。3度熱傷は皮膚全体が傷ついているため跡が残ります。
ケロイド上になるほか、盛り上がったり、皮膚が引っ張られたようになります。火傷の跡を残さないようにするには冷やすことが一番大切です。冷たい流水で服の上から15分程度冷やすようにしましょう。15分ほど冷やすと痛みが治まるだけでなく色素沈着を防ぐこともできます。
また、水ぶくれができている場合は皮膚科に行くことも大切です。皮膚科では程度に応じてステロイド剤や保湿剤を処方してくれます。適切に薬を使用することにより皮膚の状態が早く改善します。この他、ワセリンやアロエなどで保湿を行う、皮膚が傷付いている部分に紫外線をあてない、ビタミンCを積極的にとる、ということが大切です。
特にビタミンCは肌の再生を促し、抗炎症作用もあるので傷を早く治すことができます。